GSE研究会は植物由来の天然成分に着目し、ノンケミカルな除菌剤を重要視してきました。従来の除菌剤とは微生物と反応後即座に効力を失いますが、当法人が着目したGSE(グレープフルーツ種子抽出物、以下GSEと呼ぶ)成分は、除菌抗菌効果が持続し、かつ有機物存在下でも有効性を発揮します。この特性を生かした新たな抗菌剤製品の認知普及活動を通し、日常生活で安心して使用していただき、家庭内感染の予防の一助になると考えています。また、出血を伴う医療機関、特に歯科医院などでは有機物存在下で発揮する消毒薬、もしくは除菌剤が存在しないため、患者唾液・血液等を洗い流した後に消毒をしなければなりません。そこで、有機物存在下でも除菌抗菌効果を発揮するGSEによる一次処理が行え、スタッフの労力を軽減させ、さらに抗菌力が持続するため、ウィルスが一番いると言われている、床、トイレ、ドアノブ、スリッパ等に噴霧することで院内感染の予防対策となります。既存食品添加物として認可を得ているGSEにより、衛生管理を行えること、されには口腔衛生に対しても予防効果に関する学問と技術を研究することを目的としています。